レンタルサーバーのスペックを確認していると、ほとんどの会社がPHP7使えますということを前面に押し出しています。
そもそもPHP7は一体何がいいの?実際どれくらい変わるのか?ということを解説していきたいと思います。
PHP7はメリットは?
PHP7の一番のメリットは処理速度の向上にあります。
PHPの内部のデータ構造を大幅に変更し、メモリの消費量を減らす改善が行われました。
また、メモリキャッシュが有効活用することで、ハイパフォーマンスを実現しています。
しかも、完全ではありませんが、後方互換性を保ったまま大幅な改善が行われました。
後方互換性とはPHP7でもPHP5のコードが動作するということです。
※ 動かなくなる可能性もゼロでなないので、バージョンアップされる方は最新の注意を払って行いましょう。
その速くなったと言われるPHP7。どれだけ速くなったのかを具体的に見ていきましょう。
PHP5とPHP7の速度を比較
下のグラフはPHP5とPHP7の速度の比較結果です。
縦軸は1秒あたりのリクエスト数なので、この数値が大きいほど、処理が早く表示までの時間が短いということになります。
テストはWordPress5.0にWooCommerceプラグインを導入したもので行いました。

バージョン | PHP5.6比の性能 |
PHP7.0 | 239% |
PHP7.1 | 247% |
PHP7.2 | 259% |
PHP7.3 | 302% |
WordPress 5.0 PHP 7.2 vs PHP 7.3 Performance and Speed Benchmark
PHP5.6と比較するとPHP7.2までは2.5倍、PHP7.3に至っては3倍ほど良いパフォーマンスとなりました。
レンタルサーバー会社がPHP7をプッシュするのも頷けます。
数値で見た通り、表示を速くしたいのであればPHP7が使えるレンタルサーバーを選ぶと良いのは間違いないです。
2018年7月にGoogleはスピードアップデートという、検索アルゴリズムのアップデートを行いました。
Google、ページの読み込み速度をランキング要因にするSpeed Updteを導入開始
デスクトップPCの検索順位も含め、モバイルの検索順位でもページの表示速度が重視されるようになっています。
ページの表示速度の改善は離脱率の減少、検索順位の向上とまさに一石二鳥です。
これを機に表示速度の速いレンタルサーバーに切り替えてみるのをご検討してみてはいかがでしょうか?
PHP7が使えるオススメのレンタルサーバー
エックスサーバー X10プラン
初期費用 | 月額費用 | ディスク容量 | データベース数 |
3,000円 | 900円 ~ | 200GB | 50 |
転送量 | マルチドメイン | SSD | WordPress |
無制限 | 無制限 | ○ | ○ |
こんな人にオススメ!
- ページの表示速度を速くしたい
- 安定したサーバーでサイトを運営したい
- ワードプレスでブログを立ち上げたい
- 複数サイトの運営も視野に入れている